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ベツレヘムからー2010年の聖誕劇 その5

<第七場 礼拝>
リポーター「はい!こちらベツレヘムの田中です。今年もここからいきなりリポーターの私が登場しています。先ほど野原の羊飼いさんと大勢の羊さん達が到着して、ここ現場は大勢の人で込み合っています。」
リポーター「羊飼いさん、野原にいてよくここがお分かりになりましたね。」
羊飼い「いや、もう、ほんとにマジ驚いたっす。突然空が明るくなって、天使が出て来た時には心臓がヤバいんじゃないかと思ったっす。とにかく飼い葉桶に寝かされているのが新しい王様だって聞いたんで、仲間とすっ飛んできたっす。見つかって良かったす。それにしても、この馬小屋、いつもなら汚いし、臭うし、家畜達がうるさいのに今日はずいぶん静かだなあ。」「あっ、あれがイエス様だ。なんて静かに眠っているんだろう。おいっ、みんな速く拝みにいこう。」
リポーター「ただ今、羊飼いさん達の後ろから羊さんたちが何やら白いものを、あっ、どうやら羊の毛のお布団のようです。」
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リポーター「さて、いよいよ博士さん達が到着したようです。贈り物を持っているようです。ここからではよく見えませんが、黄金、乳香、没薬ではないかとの情報も入って来ています。」
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リポーター「博士さん達が、一人ひとり贈り物を捧げています。今まで大事にして来たものをすべて売って贈り物に変えたという情報もあります。それほどの喜びだったということでしょうか。」
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リポーター「いよいよフィナーレです。今年は讃美歌『神のみ子は』に挑戦しています。きれいに歌えています。そちらどうですか?聞こえてますでしょうか。毎年ですが、一つの大きな出来事が終わりに近づいている何とも言えない充実感と寂しさのようなものが混じり合った雰囲気に包まれています。」
「いよいよ賛美歌が終わりました。陰アナウンサーの「以上で北見幼稚園の聖誕劇『世界ではじめのクリスマス』を終わります。」の言葉も流れ、緞帳が降りていきます。リポーターの私も何か感動しています。」
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リポーター「あっ、もう一度緞帳が上がります。どうしたんでしょうか。カーテンコールです。山台の中央に担任の先生方が登っています。お辞儀をしています。リポーターの私も先生方、ご苦労様でしたと言いたくなります。また緞帳が下がっていきます。ここら辺で、現地からのリポートを終わらせて頂きます。では、また来年、ベツレヘムで。良いお年を!!」
リポーター「園長先生からの伝言をお伝えするのを忘れていました。このあと、会場にはサンタさんがやって来るんだそうです。それで、サンタさんに協力をして下さった全国の心やさしい皆さんに感謝していますとのことです。これから先生方の出し物が、しかもハリーポッターで有名な魔法学校から教えてもらった魔法のほうきで空中に浮くと言う、かなり不思議な出し物があるようです。それでは皆さん、また来年のクリスマスまで、ごきげんよう。」


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