「ただ今から、北見幼稚園の聖誕劇『世界ではじめのクリスマス』を始めます。」陰アナウンサーの声が会場に響きました。客席は一瞬にして静かになりました。緞帳の前にスポットライトがあたり、ナレーターが登場しました。
イエス様の誕生の後ろ側にある神さまのお心を忘れた人間たちのこと、その人間たちを救うためにイエス様を送ろうとされた神さまの御心を、大きな声で語りました。
第Ⅰ場 預言
預言者イザヤやミカが救い主の誕生を預言します。イザヤ書の長い文章を良く覚えて言えました。
第2場 受胎告知
ある日のこと天の使いがマリアのところに現れて、救い主が生まれることを知らせます。
第3場 ベツレヘムへの道
その頃、人口調査をせよとの勅令が皇帝アウグストから出て、人々は皆自分の故郷に行って登録をしなければならなくなりました。ヨセフは、身重のマリアを連れて歩いてベツレヘムまで出かけていくことになります。
しかし、ベツレヘムの町は、旅人であふれていました。登録するためにやって来た人々が宿泊するために宿屋はどこも満員の状態になっていました。この宿屋は、この人達で満員です。
この一つ☆の宿でさえ、この人達で満員です。
そうとは知らず、マリアとヨセフはようやくベツレヘムにやって来ました。「マリア、疲れたでしょう。」マリアをいたわるヨセフ。
最初の宿屋は、「満員です」と断られてしまいますが、こちらは、「馬小屋でも良ければ」と泊めてくれます。
その夜、イエス様はお生まれになりました。空には明るく大きな星が輝いていました。
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