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メリークリスマス! 聖誕劇ー巻きの5

さて、飼い葉桶の周りには沢山の人が集まってきました。宿屋さんたち、天使たち、天使たちの歌声担当の人たち、瞬いて輝いた星たちです。まだ、人の声や羊の声が聞こえてきています。現場の様子を、『こひつじ新聞』の4番目の記者、ハルカさんに聞いてみましょう。(北見)「えー、ハルカさん、ハルカさん、そちらの様子を聞かせてください。」(ハルカ)「えっ、北見さんずいぶん久しぶりですけど、声がかかるのずっと待ってましたー。」(北見)「どーもすいません。いろいろあって。そちらはどうですか?」(ハルカ)「はい、現在飼い葉桶の周りに沢山の人々が集まってきています。馬小屋にこんなに人が入っていいのでしょうか、と思うくらいです。あっ、今羊飼いが沢山の子羊を連れて中に入ろうとしています。」

(ハルカ)「羊飼いたちは、飼い葉桶の中のイエス様にお祈りを捧げています。」

(ハルカ)「子羊たちも入ってきました。ずいぶん沢山です。どうやら自分たちもオリジナルなプレゼントを捧げたいと言っているようです。」(北見)「まだ3歳なのにすごいですね。オリジナルって何か得意技があるんですか?」(ハルカ)「自分たちの毛で作ったふかふかの毛布を捧げるようです。」(北見)「捧げものって、やっぱり自分が持っている一番いいものを捧げるんですね。すごいですね子羊。」

(ハルカ)「見えますでしょうか。今3人の博士が到着しました。長い旅、ご苦労様と言ってあげたいです。」

(北見)「博士たちも何か捧げ物を持っているようですが、そちらでは何かわかりますか?」(ハルカ)「はい、黄金、乳香、没薬の3つだと聞いています。」(北見)「何か意味があるのでしょうか?」(ハルカ)「ええ、情報によりますと、黄金は、王様への大切な贈り物、乳香は王様というより神様のお仕事をするために必要な大切なもの、没薬は死者を弔う時に使うものと聞いています。」         (ハルカ記者もだいぶ役に立つようになってきました。)

※(編集部蛇足)生まれたばかりの赤ちゃんに葬儀の時に使う薬を贈る博士たちの姿は、この赤ちゃんの生涯を鋭く暗示しています。誰のためにお生まれになってどんな死に方をすることになるのか、誕生の時からそのことが暗示されているのです。

3人の博士が、それぞれ贈り物を捧げると、

舞台から最後の讃美歌が流れてきました。『ああベツレヘムよ』です。ヨーロッパ生まれのクリスマスキャロルが多い中でこれはアメリカのキャロルです。少し甘い旋律ですが、歌詞とコード進行が私たちの心をクリスマスの静かな喜びへと導いてくれます。

こんなに沢山のセリフ、沢山の歌、子ども達ほんとうに頑張りました。神様がどうか一人一人の子どもたちを祝福してくださいますように。

職員のやや顰蹙の踊りの後、サンタさんもやってきて、プレゼントを沢山持ってきてくれました。

ではみなさん、また3学期にお会いしましょう。

おやっ、ここでは、モモコ先生とのしばしのお別れ会が開かれていました。元気な赤ちゃんが生まれますように。


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