報告が少し遅れてしまいましたが、運動会の様子をお知らせします。
知る人ぞ知る北見幼稚園の運動会。「えっ、入場行進無いの?」。「はい、無いんです。」。「じゃあどうやって始まるの?」。「『お母さん(お父さん)大好き!』からです。」
運動会は明治の初め、集団訓練を目ざして海軍兵学校で始まったと言われています。ま、その、歴史から考えて、なるべくそっち色を少なくしてと、考えました。そこに集まった子どもたち、保護者たち、祖父母の皆さん、職員全員が、いま、生かされてあるこの時を、精一杯生き生きと、喜んで生きる時になりますように。そんな思いがすべてのプログラムの底に流れています。
「えっ、前置き長っ!と叫んでいるそこのあなた、私たちの思いをほんの少し受け止めて下さい。」
そんなわけでの開会式はこんな風に始まりました。
トラックの周りには保護者がぐるりと並んで立ちました。フィールドのまん中に全園児が固まってしゃがんでいます。「1、2の3!」主任の合図で、子どもたちはそれぞれ自分のお父さんやお母さん向かって、「お母さん(お父さん)大好き!」と叫びながら駆け寄ったのです。
まるで宇宙の誕生の時みたいでした(大げさか?)
自分のお母さんやお父さんに向かって駆け出して行く子ども達。
みんな抱っこしてもらいました。
親子で並んで、園長先生のお話を聞いています。
準備運動は親子でリズム運動です。これは年長組の『糸車』。
こちらは年中組の『とんぼ』。
これは年少組の『ウサギ』です。
次は徒競走。年長組は、子どもたちが相談して、『からすのパンやさん』の絵本をヒントに各種目が構成されました。
年中組は、森の探検隊がテーマになりました。みんな元気に探検に出発です。
年少組は、忍者になるために様々な修行に出かけることになりました。
年中組。元気いっぱい走り出した探検隊がやってきたのは「森」ではなくまず海。
「海を制すること無く森に近寄るべからず」ということわざ(そんなのあったっけ?)通りに海へ乗り出して行きました。
ボートに乗ってやってきたのは魚がたくさんいる海域です。
泳いで行く人もいました。水中眼鏡をして、『あまちゃん』みたいです。
魚ゲット!
本物そっくりのウニが。ウニの影にあんパンのようなものも見えます。
ウニをゲットして、さあゴールです。
園児席に戻ったあまちゃんたち。さっそくウニならぬあんパンをほおばっていました。
年長組。お父さんのいるからすのパンやさんを目ざして、子どもたちは走ります。
「カラスって木の上におうちがある。」ということで、まず登り棒。用具係のお父さんたちがしっかり支えてくれました。
フラフープも楽々回して、
跳び箱もきれいに飛んで、
鉄棒は、前まわりや、逆上がり。空中連続逆上がり10回というすごいカラスの子も。みんなびっくりでしたね。
いよいよ、からすのパンやさん。みんな揃って、お父さんの出すなぞなぞに挑戦。「判ったー!」
なぞなぞをクリヤーして無事にゴール。あんパン付きのメダルをもらいました。
年少組。こちらはちびっ子忍者たち。修行中です。
丸太の1本橋を渡ります。にん、にん。
これは、川を渡っている所。落ちたらびしょぬれです。にん、にん。
鉄棒だって平気です。にん、にん。
と、そこへいきなり現れたのは悪者忍者。「ようし、やつけてやる!」とちびっ子忍者。今までの修行で鍛えた力を出し切って、悪者に向かって行きます。
どうです、この正義感と勇気と力に満ちた表情。
無事、悪者忍者をやつけて、とらわれの身となっていたお母さん達を保護したちびっ子忍者たちに拍手!
年中組。探検隊の冒険が続いています。いざ森へ。
「森の迷路作ろう!」「川に落ちないようにはしごわたろう!」「それに宝物も欲しい」子どもたちから出たアイデアいっぱいの森へ。
なぜかの鉄棒。
迫力満点の背景を背に迷路を落ちないように渡ります。
人間雲梯(?)もなんのその。何せ宝が待っているのです。
無事にゴールした探検隊は、なぜか”森の王様”から宝物をもらったのでした。
年少組の園児席の様子。みんな幸せそうです。
ちびっ子忍者の最後の修行、お父さん・お母さんチームとどっちが巨大魚にたくさんえさを食べさせられるか。
結構食べてる。がんばれーっ、ちびっ子忍者!
あれっ、こっちの魚やせてる。というわけで、ちびっ子忍者の大勝利。保護者の皆様見事な“調節”ありがとうございました。
年中組の、パラバルーン。今年は新しい技にも挑戦。
これは、「綿あめ」ですって。
運動会もクライマックスが近づいてきました。まず、年長組の『ヨサコイソーラン』
「どっこいしょー、どっこいしょ」
「ヤーッ!!」決まりました。拍手!
小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんたちもがんばりました。
もちろん、弟妹たちもです。ゴールまで走れるかな?
そして、この日のハイライト、年長組のリレーです。一人100mを走ってバトンをつないで行きます。100mは結構長いので、いろんなドラマが生まれます。途中はあんなに差が開いていたのに、ぐんぐん縮まって逆転して、見ている方も絶叫状態でした。みんなホントに一生懸命に走りましたね。小学校のリレーの選手続出の予感がするのは私だけでしょうか。
すべての競技が終わって、開会式と同じように並びました。
PTA会長小笠原さんから皆さんにねぎらいのご挨拶。
皆様のご協力ありがとうございました。
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