思えば、あさってから3学期が始まると言う土曜日の夜のことでした。A君のお父さんが機械を借りてきて園庭の雪を集めてくれました。ソリの坂と雪像用の雪です。全然たりません。歩道の雪、駐車場の雪、どんどん集めました。でもたりません。いよいよ看護学校の駐車場の雪も全部もらいました。(「上げます。ぜーんぶ、持てっていいですよ!」と事前に言われていました。さすがは看護学校、協力的です。)ショベルカーを競争自動車のようにびゅんびゅん走らせて運んでくれました。(法定速度内です)
もう少し降るかも。作業を1週間ずらしてみましたがまったく降りませんでした。そこで立ち上がった13人の男たち。人呼んで雪像作りの魔術師たち。
何やら赤い線で書いてある大きな雪のかたまりに挑む男たち。一体なにができるのでしょう。
正面には赤い二十丸。雪像デザイナーのTさんも一心に何かを削り出しています。
ん?ひょっとしてあれかな?
あっ、何か煙突のようなものが見えます。
上の方では何か通路のようなものが掘られています。この辺りで皆汗びっしょり。
1時間半ほど働いて、お茶の時間。
「今年は、作業が早いっす。」デザイナーのT氏が嬉しそうに言います。
しばらくすると、じゃーん!今年の雪像が姿を現しました。蒸気機関車です。
水をかけてしっかり凍らせます。
機関車の横についているのは、まだ子ども達には言わないで下さいよ。すべり台なんですって。すごーい!面白そう!
機関車が出来上がって行く間、砂場のあたりでは、会長さんが自作の木枠で何やら作っています。
枠の中に雪を入れて固めています。
雪像で削られた雪も全部使って、
どんどん木枠に詰めて固めて、
できました!雪の壁です。迷路ができるほど雪が無かった今年。会長さん考えました。雪の壁。全部で18個。ここで作業していた何人かのお父さんたちは、今頃体が痛くて寝ているんじゃないかなと思います。でもこれ、かくれんぼはできるし、迷路にもなりそう、雪合戦にも仕えるし、かなり面白そうです。
一方、集めた雪を盛り上げ手作った坂。ゴロゴロと大きな固い雪氷があって、子どもたちは毎日冒険と称して登っていました。スムーズな坂でなくても十分面白いのです。でも、ソリもできたらいいなあとお願いして、
半分くらいがスロープになりました。
結構急な坂です。これも大人気になりそうな予感がします。
12時を少しまわった頃、全部の作業が終わってホッとしているお父さんたち。ありがとうございました。北見幼稚園の子どもたちは、皆さんが保育環境を支えて下さるので豊かな時間を過ごせます。えっ、園長は何してたかって?もちろん雪をがんがん運んで、雪像は造るし、坂は整えるし、と行きたかったのですが、雪を数回運ぶともう息が上がって、職員室から心の中で応援することにしました(*_ _)。
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