【あしもとの宝物】園の窓から
7月と8月の4週間、当園に台湾から年長と年中のご兄弟が「保育園留学」にやってきました。
言葉が通じない中でも子どもたちに特別な意識はなく、「仲良くなりたい」という思いから自然と身支度や給食の手伝いをする姿が見られました。留学中の二人も日を追うごとに素敵な笑顔を見せてくれるようになりました。
私自身、かつて英語が話せない状態で渡米した際、言葉の壁を超えさせるのは「目の前の人とコミュニケーションを取りたい」という気持ちだと感じた経験があります。言葉以前にある「相手を理解したい」という姿勢こそが、相互理解の第一歩です。この体験が、子どもたちが広い視野を持ち、多様な世界へ目を向けるきっかけになればと願っています。
さて、9月1日、当園は開園87周年を迎えます。
時代がどれほど変わり、社会の変化が進んでも、子どもの心の根っこに必要なものは変わらないと感じています。それは「大人が子どもの幸せを願い、その成長を見守る」ということです。
嬉しいこと、楽しいこと、時には悩み工夫すること。園生活でのさまざまな経験を通して、自分自身や周りの人、生き物や自然を大切にする心を育んでほしいと思います。
87周年の節目に立ち、いつの時代も変わらないこの願いとともに、これからも子どもたちの豊かな経験と学びを支えてまいりたいと思います。(上市 大輔)
【9月の聖句】
「見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください」ルカによる福音書15章6節
【聖書に聞く】
100匹の羊を飼っている羊飼いさんがいました。羊飼いさんは、100匹の羊をとても大事にお世話をしていました。ところがある日、1匹の羊がいなくなってしまったのです。子羊のメーコちゃんでした。羊飼いさんは、残りの99匹を残して探しに出かけました。山のこっち側、山の向こう側、ずいぶん探しましたがなかなか見つけられませんでした。ずいぶん遠くまで探しに行って、メーコちゃんの名前を呼びました。すると、向こうのほうから小さな声で「メー」と鳴く声が聞こえてきました。羊飼いさんはすぐにメーコちゃんだとわかりました。急いで声のする方へ行ってみるとメーコちゃんは足を滑らせて崖から落ちてうずくまっていました。羊飼いさんは、下まで降りていくとメーコちゃんをぎゅーっと抱きしめました。そして大喜びでみんなのいるところに帰っていきました。
これはイエス様が、ファリサイ派と呼ばれる当時の宗教的なエリート達から、罪人と一緒に食事をするなんて理解できないと批判された時に話された譬え話でした。エリート達は、神様から与えられた決まり(律法)を一生懸命に守り、自分たちこそが神様から愛され救われる者であると考えていました。しかし、イエス様は、この迷子の1匹が、決して失ってはならない、かけがえのない大切な1匹であること、残りの99匹と同じように神様が愛される存在であることを示されたのです。イエス様と一緒に食事をしていたのは、徴税人(税金を集めてユダヤを支配しているローマ帝国に納める仕事をしていた人々)、外国人、病人、など当時のユダヤ人社会で罪人と見なされ、交流することを敬遠されていた人々でした。でもそれらの一人一人が、そして今北見幼稚園に関わる一人一人も神様にとって何よりも大切な存在であるとイエス様はおっしゃっているのです。(小林 牧生)
【絵本の楽しみ】

『あさえとちいさいいもうと』 筒井 頼子 作/ 林 明子 訳
『はじめてのおつかい』で有名な絵本作家林明子さんが亡くなりました。今月は、林さんを偲んで、『あさえとちいさいいもうと』をご紹介したいと思います。この絵本を見るたびに、小さな女の子を描いたら彼女の右に出る人はいないのではないかと思ってしまいます。
…ちょっと銀行に行って来るから妹のあやちゃんを見ててねと頼まれたあさえ。外で遊んでいたら、あやちゃんが昼寝から起きて泣きながら玄関から出てきました。あやちゃんの手を引いたあさえは、その時ずんと背が伸びて大きくなったような気がしました。あやちゃんが遊べるように道にチョークで線路を描いているうちにいつの間にかあやちゃんがいません。辺りを見回していると、遠くでキキーっと自転車の急ブレーキの音。あさえは駆け出しました。と、ここまで読んできても、あさえの心の動きが顔の表情だけでなく、うしろ姿からも伝わってきます。ある本に、彼女がこの絵本を作り上げるために、膨大なスケッチと写真が残されたと書いてありました。その当時小さかった2人の姪をモデルにして描いた部分もあるようです。自転車にぶつかったのが別の人だとわかってほっとするあさえの後ろ姿。あやちゃんは公園にいるに違いないと、公園に向かって走り出したあさえの耳に聞こえてきたのはちいさい子どもの泣き声。その時の後ろ姿からも、「あっ!」と驚くあさえの声が聞こえてきます。公園に着いたあさえは、砂場で遊んでいるあやちゃんを見つけました。その時のほっとする後ろ姿。手を振るあやちゃんに駆け寄るあさえは、あやちゃんを抱きしめました。その時のあやちゃんの安心して体を預ける姿。二人のずっと向こうに小さくお母さんの姿もありました。1ページ1ページゆっくり楽しんでくださいね。(小林 牧生)
【9月のねがい】
0・1・2歳児(いちご・もも・さくらんぼ組)
・保育者や友だちと一緒に全身を使って遊びを楽しむ。
・保育者との関係が深まり、安心して自分自身を表す。
年少(こりす・ひよこ・うさぎ組)
・運動会の取り組みを通して走ったり、跳んだりして体を動かすことを楽しむ。
・夏の経験やこれまでの遊びからイメージを共有し、友だちと遊ぶ楽しさを感じる。
年中(ばら・ゆり組)
・友だちと一緒に遊ぶ中で、思いや考えを出し合い、遊びを広げていく面白さを感じる。
・運動会の取り組みを通して、友だちと体を動かすことや力を合わせることを楽しむ。
年長(すみれ組)
・友だちと思いを出し合い、力を合わせて活動や遊びを進め、イメージを広げていくことを楽しむ。
・運動会の取り組みを通して、力を合わせてやり遂げた達成感を味わう。
【9月のこどもたちの姿】
フルーツ【0・1・2歳児】
頬をなでる風が心地よく、子ども達は身近な秋の発見に目を輝かせます。
お出かけ前には身の周りの事に「自分で!」と張り切り、見事にできた時には満足そうな表情を浮かべる子ども達。
園庭に出ると、草むらを跳ねるバッタやトンボを見つけて夢中で追いかけたり、木の実や落ち葉でおいしそうなケーキを作って「どうぞ」と届けてくれたり…。
ひとりの「できた」や楽しそうな姿が周りのお友だちにも優しく広がっていきます。
体力もつき、身体を動かすことがますます楽しくなってくる頃。
サーキット遊びでトンネルをくぐったり一本橋を渡ったりしながら、「もう1回!」と意欲的に挑戦します。
爽やかな秋の空気の中、挑戦する気持ちを優しく受け止められながら、伸び伸びと過ごします。
オリーブ【3・4・5歳児】
子どもたちは運動会に向けた取り組みをスタートしていきます。
運動会までの過程は、さまざまな経験と学びの時間となります。練習を重ねる中では、「勝ちたい」「もっとうまくなりたい」という意欲が生まれる一方で、うまくいかない悔しさや、友だちと意見がすれ違う葛藤も経験していきます。
そうした壁に直面したときこそ、「どうしたらみんなで力を合わせられるか」を子どもたち同士で考え、励まし合う姿が見られるようになっていきます。
友だちと共に一歩一歩前へ進むプロセスの中で、大きな達成感を味わい、自信を深めながら、子どもたちは心も体も一段と大きく成長していくことと思います。
【主な行事予定】
9月1日(火)
・87周年開園記念日(1号認定:休日、2・3号認定:通常保育)
北見幼稚園は1939年の開園から今年で87年目を迎えます。開園記念日に伴い、1号認定のお子さまは休日となります(2・3号認定は通常通り開園いたします)。
・通園バスの運行について
1号認定休日に伴い利用者が少ないため、バスは運休とさせていただきます。大変恐縮ですが、保護者の皆さまによる送迎をお願いいたします。
・職員研修に伴うお問い合わせについて
当日は、担任職員の多くが美瑛の子ども園へ視察研修に出向いております。担任への緊急時以外のご連絡やご用件につきましては、誠に勝手ながら事前または翌日以降にご連絡いただけますと幸いです。
9月2日(水)
絵本配本日:9月号【全園児】
オリーブ(年少中長)は、絵本を「ブック袋」に入れて持ち帰りますので、ブック袋がお家にある方は、お子さまに持たせて登園してください。
※「ブック袋」については、持ち物の準備・お名前記入ガイド 2026年度にてご確認ください
フルーツ(1歳・2歳児)は、絵本を「リュック(通園用バッグ)」に入れて持ち帰ります。
9月8日(火)
合同礼拝【オリーブ(年少中長)】10:30〜
ホールに集まり理事長から聖書のお話しを聞きます。
9月10日(木)
お弁当日【もも組(1歳児)・さくらんぼ組(2歳児)・オリーブ(年少中長)】
お弁当日は、いつもの給食とはひと味違う、特別な食事の時間です。
「自分だけのお弁当」をお友だちと囲んで食べる、わくわくした雰囲気に包まれます。
お仕事や家事でお忙しい朝に、お弁当の準備はなかなか大変かと思います。
朝から揚げ物をしたり、彩り豊かなキャラ弁を作ったりする必要はありません。冷凍食品や夕食の残りものも、お子さまにとっては立派な「おうちの味」です。
気負いすぎず、以下のポイントを参考に準備を進めてみてください。
お弁当づくりのポイント
「好きなもの・食べ慣れたもの」を主役に
お子さまからのリクエストを聞いたり、いつも食べているおかずを入れたり、無理のない範囲でご準備ください。新しいメニューに挑戦するよりも、食べ慣れた味があることでお子さまも安心して食事を楽しめます。
「無理なく食べきれる量」がちょうどよい
いつもと違う雰囲気の中で、まずは全部食べられたという達成感を大切にしたいと考えています。お子さまが無理なく食べきれる、適度な分量でご準備ください。
食べやすさの工夫
手づかみしやすい小さなおにぎりや、フォークで刺しやすいサイズのおかずがおすすめです。「自分でできた!」という喜びが、楽しい食事の時間を作ります。
安全・衛生・ルールについて(ご協力のお願い)
安全管理や栄養バランスの観点から、以下の点にご留意ください。
- 麺類・ゼリー:つゆ等で食べる麺類(例:そうめん)は、こぼれやすく麺が固まると喉詰まりの危険もあるため、主食としての持参はお控えください。また、ゼリー類も喉詰まり予防のためご遠慮いただいております。
- お菓子・ふりかけ(小袋): お菓子は間食との区別のため、ふりかけの小袋は塩分の摂りすぎ防止のため、持参は控えていただいております。※ふりかけは、あらかじめお家でご飯にかけてきたものは大丈夫です。また、「白いご飯だけではなかなか食が進まない」など、ご心配な場合はいつでも担任にご相談ください。
- アレルギー防止:お子さま同士のおかず交換は行わないよう、園でも見守ります。
お弁当の中身に関わらず、子どもたちは「自分のお弁当だ!」と目を輝かせて蓋を開けます。そのワクワク感を大切に、完食できても、できなくても、お友だちと一緒に楽しく食べた経験を、ご家庭と一緒に共有していければ幸いです。
当日の持ち物(すべてに「ひらがな」で記名をお願いします)
| 対象 | 持ち物 | 詳細 |
| 全員 | お弁当箱 | お子さまが自分でふたの開け閉めができるもの |
| 全員 | お弁当袋 | お弁当箱、カトラリーなどを入れる袋出し入れしやすいサイズ |
| 全員 | カトラリー | スプーン・フォーク・箸(お子さまが使う場合のみ)をケースに入れる |
| 全員 | コップ | 園のお茶を飲む際に使用(毎日の持ち物) |
| 年中・年長 | おしぼり | 乾いたものを、ケースや袋に入れる。1歳〜3歳児(年少)は園のおしぼりを提供(リネンサブスクリプション) |
| 満3〜年長 | ランチョンマット | お弁当箱の下に敷くもの(サイズ約20×35cm) |
※1歳・2歳児・年少のおしぼりは、園のものを使用します。
※レジャーシートの使用については、コドモンにて事前にお知らせいたします
詳細:お弁当日について
9月11日(金)
避難訓練-6:火災・消防訓練【全園児】10:00〜
北見地区消防組合消防本部(寿町消防署)の消防士の方をお招きし、火災を想定した避難訓練と消火訓練を行います。訓練後には、消防車の見学も行う予定です。
9月16日(水)
運動会総練習【オリーブ(年少中長)】9:30〜11:30
北見市立中央小学校グラウンドにて練習します。
9月18日(金)
・1号認定:午前保育【オリーブ(年少中長)】
翌日の運動会準備のため、1号認定は11:30降園となります。
※この日の1号預かり保育はございませんので、ご理解とご協力をお願いいたします。
・帰りの通園バス11:30園出発【オリーブ(年少中長)】
1号認定の午前保育に伴い、帰りの通園バスは11:30園出発となります。
※2号認定のお子さまで帰りのバスを利用される場合は、11:30降園(園出発)となります。通常保育(保護者による送迎)の方は通常通りの保育を行います。
9月19日(土)
・運動会【全園児】
時間:8:30〜12:00頃
場所:北見市立中央小学校(雨天の場合は中央小学校体育館)
競技の内容やお手伝いについての詳細は後日、コドモン・お便り等にてお知らせいたします。
📷当日は北見写真館による写真撮影を行います。後日販売の詳細は、決まり次第改めてお知らせいたします。
・家庭保育協力のお願い【全園児】
運動会終了後は、家庭保育のご協力をお願いいたします。
9月21日(月)
敬老の日(休園)【全園児】
9月22日(火)
国民の休日(休園)【全園児】
9月23日(水)
秋分の日(休園)【全園児】
9月24日(木)
・1号認定運動会振替休日(1号認定:休日、2・3号認定:通常保育)
1号認定は、9月19日(土)の運動会の振替休日でお休みになります。
・通園バスの運行について
1号認定休日に伴い利用者が少ないため、バスは運休とさせていただきます。大変恐れ入りますが、保護者の方による送迎をお願いいたします。
9月25日(金)
お話しの会【年少組・年長組】11:30〜
元図書館司書の榎本香苗さんがお話し(素話)で語ってくださいます。
「素話(すばなし)」とは?
絵本などを見せずに、話し手の「語り」だけで進めるお話会のことです。
視覚的な情報がない分、子どもたちは一生懸命に耳を傾け、頭の中で自由にイメージを広げていきます。 想像力や集中力を育むだけでなく、語り手と視線を合わせながら進めるため、子どもたちとの一体感が深まる大切な時間となっています。
9月28日(月)
絵本読み聞かせ【年少中長】年少11:30〜 年中長13:30〜
絵本読み聞かせ隊(ボランティア)である保護者のみなさまに「お気に入りの1冊」を持ち寄っていただき、各クラスで子どもたちに読み聞かせ(約15分間)をしていただく活動です。
【ボランティア「絵本読み聞かせ隊」メンバー募集】
園では、子どもたちがワクワクする時間を一緒に作ってくださるメンバーを随時募集しております。「子どもたちに絵本を読んでみたい」という方はもちろん、まずは見学のみのご希望も大歓迎です。ご興味のある方は、どうぞお気軽に園までご連絡ください。
9月30日(水)
お誕生会【9月生まれ】フルーツ:10:00〜・オリーブ:10:30〜
フルーツ【0・1・2歳児】はもも組、オリーブ【年少中長】は幼稚園ホールにて、それぞれでお祝いします。
📷当日は北見写真館による写真撮影を行います。後日販売の詳細は、決まり次第改めてお知らせいたします。
<実習のお知らせ>
9月8日(火)北見のぞみ幼稚園職員2名がキリスト教保育連盟の研修でフルーツとオリーブを実習します。
<りんご狩りの中止について>
9月29日(火)に予定していた「りんご狩り」は、りんご園(しのねアップルファーム)にて鹿によるりんごの食害があったため、残念ながら中止といたします。
- 家庭保育協力日:
19日:運動会終了後【全園児】
2026年度のお弁当日の予定【もも組(1歳児)・さくらんぼ組(2歳児)・オリーブ(年少中長)】
以下の日程で予定していますが、行事や都合により変更になることがあります。変更の際は、事前にコドモンより改めてご連絡いたします。毎月のお忙しい中、お弁当のご準備をいただくこととなりますが、子どもたちの笑顔あふれる時間となりますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。
- 10月15日(木)
- 11月19日(木)
- 12月3日(木)
- 1月21日(木)
- 2月25日(木)
- 3月4日(木)
【9月のお誕生日のお子さま】
五十嵐 杏(いがらし あん):いちご組
垣内 来心(かきうち くるみ):いちご組
伊勢 北斗(いせ ほくと):さくらんぼ組
城 碧華(じょう あおは):さくらんぼ組
瀨越 和奏(せごし わかな):ひよこ組
伊勢 朱里(いせ あかり):ゆり組
上野 蓮(うえの れん):すみれ組
9月30日(水)のお誕生会にてお祝いします。
