昨年度、虫がテーマだったゆり組。いろいろな方からキアゲハの幼虫をもらい飼育ケースの中で育てました。昨年の夏、この2匹はキアゲハになり子ども達の背中にのって楽しませてくれました。
その後また幼虫をもらう機会があり、またモリモリ食べてサナギになり、昨年度ゆり組の”むしむし博物館”で沢山のお客様に見てもらうことができました。
そのサナギからキアゲハになって1番に出てきたのは3月28日のことでした。それからどんどん羽化し
全部で7匹のキアゲハが!!キアゲハたち…薄めた砂糖水を脱脂綿に染み込ませ枝につけたものを吸ってはいたのですが、そのうちの3匹は10日くらいで死んでしまいました。
今日は、元ゆり組の子ども達が集り、その4匹のキアゲハをどうするかの話し合い。Mくん「お家に帰らす!蝶々のお家はお花畑」Yくん「今日逃がしたら明日寒いからダメ!」Mくん「ここに(飼育ケース)にいてもいいけど、ここにいたら死んじゃう!」そこでA先生「ここにいても外に逃がしても、いつかは死んじゃうかも…」するとYくん「じゃあ誰かが飼えば!!」
そこで誰が飼うかの話し合いになりました。「待てる人は後からにして、待てない人は今、渡すことにしたら?」とSちゃん。そして、ここに集ったのが今欲しい人達。
最初は皆で話し合っていましたが、全員では、なかなか決まりません。(みんな欲しいんですものね)
そこで、男の子チームとと女の子チームに分かれて決めることになりました。
男の子チームは、にらめっこかジャンケンと言う意見がでて、ジャンケンで決めることに。
そして勝ったのはRくんとYくん。
女の子チームは、話し合いで決める!とずいぶん頑張りました。「誕生日順にしたら?」「背が高い人からにしよう!」いろいろな意見が出ましたが、最後は背の順に並んで小さい2人が飼うことになりました。
こうして4匹のキアゲハは、4人のお友達の家で飼われることになりました。と言うことで一件落着。4人は嬉しそうに持ち帰りました。今日もらえなかった子ども達は「次は絶対もらいたい!」「今日我慢したもんね!」と次に羽化するのを楽しみにしていました。もらえなくて涙が出ちゃった子も我慢した子も今度はどうなるのでしょうね…。
薄めの砂糖水(甘過ぎない)を脱脂綿に染み込ませて枝の先に巻くと、キアゲハが吸ってくれるはずですよ。みんなの思いがこもったキアゲハです。大切に飼ってみてくださいね。