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クリスマス速報-2

緞帳が上がると、そこはもう聖書の世界。預言者たちが立っています。預言が始まりました。「エッサイの株から一つの芽が萌えいで」ダビデ王のお父さんがエッサイ、この預言は紀元前700年頃のものです。預言者イザヤやミカが次々と預言します。立派に言えました。
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預言者の退場後、舞台は、受胎告知の場面に変わりました。ウワーッ、ずいぶん幻想的な場面です。
マリアをまん中に、天使が驚きの知らせを届けることになります。
「では、現地にいる特派員を呼んでみましょう。えー、ナザレの松浦さん、松浦さん。聞こえますか。現地の模様を伝えて下さい。」「はい、松浦です。こちらは大変静かな夜を迎えています。今、マリアさんのところに天使が訪ねて来たと言うことで、マリアさんのお宅のすぐ近くでその様子を見守っています。天使は3人のようです。」
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「天使の声が聞こえて来ています。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。」と、言っています。」「ここから良くは見えませんが、マリアさんは大変驚いているようです。」

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「近所の人々が集まって来ているというようなことはないんですか?」
「私の見る限りそのようなことはまったくありません。天使の言葉がマリアさんだけに注がれていると言う印象です。」「あっ、マリアさんが何か答えているようです。「お言葉通りこの身になりますように。」と言っています。神さまにすっかり信頼している、なんてすばらしい姿でしょうか。ひとまずナザレからの中継を終わります。」
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舞台は、いつの間にか旅人でごった返しているベツレヘムの町に変わっています。
「それでは、ベツレヘムを呼んでみましょう。『ベツレヘム新聞』の松井さん、松井さん。そちらの様子を伝えて下さい。」「はーい、ベツレヘムの松井でーす。現在こちらでは大変多くの人が、登録をするためにあちこちの村や町からやって来ていまーす。というのも、人口調査をせよとの勅令が皇帝から出されたためで、国中の人が役所に届出をしなければならなくなりました。ヨセフの出身地はベツレヘムでした。そこは、紀元前1000年くらい前に出たあの偉大な王ダビデの出身地でもあったのですが、まったくイザヤの預言の通りでした。」
「わたしは今、1件の宿屋の前にいますが、あー、このお客さんで一杯になってしまったようです。」
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こちらの宿もこのお客で一杯のようです。これから来る人たちは大変なことになりそうです。
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「いま、ヨセフとマリアの姿が確認されました。1件目の宿屋には断られたようです。さすがにマリアは疲れているようです。この宿屋は、部屋はないけれど、馬小屋でよければと言っているようです。端から見ている私たちも少しホッとしました。」
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「北見、北見、聞こえますか?いま、馬小屋から元気な赤ちゃんの声が聞こえて来ました。とうとうお生まれになりました。そして、大変不思議なことに、夜空に大変明るく輝く大きな星が現れました。ピアニストの頭よりずっと大きいです。ちなみに、今年は年長1クラスだったので、このピアニストが大活躍したという情報も入って来ていまーす。以上、ベツレヘムから松井が報告致しましたー。」
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