ん？雨の音がしないぞっと気がついて起きたのは４時。早速河川敷へ車を飛ばすと、どの木もまったくそよいでいない、完全な無風状態。空は曇っているがずいぶん明るい。やった！これで上げられるぞ。急いで幼稚園に戻り気球の八戸さんに電話すると、「はい、もうこちらは用意ができて、今出発するところです。」さすがにプロは違います。５時が近づくのをじりじりするような思いで待ちながら、風が出て来ないうちに、子ども達を起こして、行く用意をして、バスに乗せてと、運転手さんや関係者に電話で連絡。５時４５分頃子ども達は幼稚園を出発。昨日さんざん遊んだあの気球に乗って空に上がるという期待に胸ふくらませて現地に向かいました。
一方、河川敷では手伝いのお父さんたちも見えていて、早速、気球を取り出し、ゴンドラにつなぎ、

チビと言いながらも直径１５mの気球を、まず伸ばして、

それから広げて、

送風機で風を送り始めました。

どんどんふくらんで行き、

かなりの大きさになったところで、バーナーに火をつけ熱風を送り込みます。

そして気球をぐぐっと立ち上げました。

まず園長が、安全を確かめるためにという名目で最初に乗せてもらいました。バーナーに火をつける音がゴーッとすごい音で、一瞬たじろぎますが、そのあとは全く音もなく上昇していきます。なんてすばらしい感覚でしょうか。２０mくらいですけれど、ずいぶん遠くまでよく見えます。

続いて、八戸耀生さんを呼んでくれた立役者の事務の陽子さんが緊張した面持ちでゴンドラに乗り込み、空の彼方に消えて行きませんでしたが、気球体験を楽しみました。

下から見上げた気球、幻想的に撮れました。

次は子ども達。初めはバーナーの音に恐怖感もありましたが、ほとんどの子が降りて来たら面白かったと言っていました。

初めはみんな緊張した感じです。中には余裕の子も。

まるで巣の中のヒナみたい、可愛いですね。

先生方、運転手さん、昔話の小林孝子さんまで乗せてもらいました。

このくらいの高さまで上がりました。

最後に、見物に駆けつけたお父さんおかあさんたちも、乗ることが出来ました。

これは、遠景で撮った写真を、あるおかあさん送ってくださったものです。

無事に全員乗れて、朝食のパンもいただいて、バスに乗って幼稚園に戻りました。